暗号資産(仮想通貨)を投資先として考えるための勉強(4) 何を買えばいいのか

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新しい社会のテクノロジーになりうるブロックチェーン技術ですが、
資産形成をテーマにしていると、気になるのは将来性になります

わたしたちが知りたいのは、結局のところ、
仮想通貨ってまだ上がるの?という事です

そしてもし上がるとしたら、どのコインを買えばいいのか、
資産形成に組み込んでいいのか、など考えてみましょう

目次

買うとしたら、ビットコインが無難

CoinMarketCap のデータを見ると、登録されている全世界の仮想通貨は9000種類を超えています
日本国内の取引所で買えるものは数十種類くらいですが、それでもいったいどれを買うべきか迷いますよね

たくさんありすぎて、何を買えばいいかわかんないよ

そもそも仮想通貨は時価総額がまだまだ他の資産に比べると低いので
なるべくランキングが上位のものを選ぶべきです

仮想通貨に興味があるならば、とりあえずはビットコインを買っておくのが無難でしょう

自分で調べて、これを応援したいというものがあるなら、それを購入すると良いと思いますが、
まだよくわからないけど資産形成のため持っておきたいというなら、ビットコインを考えておけば間違いないと思います

草コインと呼ばれる、時価総額の低いコインは、ブームに乗っかってものすごい上昇をすることがありますが、ものすごい急落をも覚悟しなければいけません

時価総額ってそんなに重要なの?

とても重要ですよ
時価総額が低いと、価格の変動が激しすぎて、資産形成には向いていないんですよ
90%以上の下落なんて事もありますからね

確かに上昇した時の破壊力はすさまじいものがあるのですが、
壊滅的な下落をしたときは、場合によっては再起不能になってしまいます

将来の資産を作りたい投資の場合は、草コインはあまり向いているとはいえません

ビットコインだけの強みがたくさんある

ビットコインの強みを挙げるとすれば、第一に世界初の仮想通貨という事になります

最初に誕生したおかげで、知名度は抜群です
良いニュースも悪いニュースもありましたから、名前くらいはみんな知っているんじゃないでしょうか

知名度が高い事は強みになりますから、
やはり一番お金が集まり、時価総額は断トツの1位をキープしています

みんなが知ってるっていうのは、
大きいですよね

ここ数年で、アメリカの投資会社やマイクロストラテジー、テスラなど大企業も、資産運用の方法として取り入れています

エルサルバドルは2021年、ビットコインを法定通貨にすると宣言しました
これは衝撃的なニュースでしたね

普及にはまだほど遠いそうですが、世界経済の中でビットコインの存在感がまた一つ大きくなったのは確かです

こういった動きはビットコイン以外では聞きません
それだけの信用を得ているという事ですね

お店やネットショップで買い物ができるのも、ビットコインの強みです
まだまだ数は少ないですが、本来の通貨としての役割を着実に備えていっています

他の通貨が使えるお店もありますが、やはりビットコインを使えるお店に比べるとだいぶ少ないようです

通貨というからには、やはり普通にお店で買い物ができるようになってほしいですよね

ビットコイン自体はとても買いやすいです
取引所と名乗るところで、ビットコインが買えない所はありません

他のコインだと、取引所ごとに扱う銘柄が違っていて、必ず買えるわけではなかったりします

そして仮想通貨界では、ビットコインは基軸通貨となっています

法定通貨界のドルみたいなものですね
ビットコインで他のアルトコインを売買できます

また先ほども述べたとおり、仮想通貨は暴騰暴落の危険性を常に抱えています
その中では時価総額が1位のビットコインは、他のコインに比べると価格変動はおとなしめになります

そういう点でいっても、やはりビットコインを買っておく方が無難です

そのほかのリスク的な話になると、仮想通貨はデジタルデータのため、ハッキングされるリスクが怖いと言われます

しかしビットコインはマイナーが世界中に十分に分散されていて、常に監視されているため、不正にデータが改ざんされることがほぼ不可能といっていい、強固なシステムになっています

管理者がたくさんいて、分散されているほど、安心ってことですなんですね

ここまで説明した強みは、ビットコインが世界初の仮想通貨としての先行者利益を享受しているからといえるでしょう

世間ではまだ、仮想通貨=ビットコインという人が大多数だと思います
他のコインの名前なんて、おそらく大多数の人が知らないのではないでしょうか

どの業界でも、最初にトップに立ち、リードしていくものを止めることは困難です
しばらくはビットコインの天下は続くものと考えられています

アルトコインなら、イーサリアム

数千ものコインがあっても、実際わたしたちが目にするものはほんのわずかです
仮想通貨と名乗っているものがそんなにあっても、使いこなせるわけがないですよね

最終的には、ほとんどは生き残れずに、淘汰されていくのではないかと思っています
ビットコイン以外を選ぶとしても、やはり時価総額が高く、人々の信用を得ているものから選んだ方がいいでしょう

時価総額が2位のイーサリアムは初めて、
スマートコントラクトという、契約を自動で実行可能なプログラムを内包しました

世界中のコンピューターで管理、実行されているので、分散型アプリケーション(DApps)と呼ばれています
ブロックチェーンを使っているため改ざん耐性に優れ、仲介業者がいないので低コストで取引が行われるという、画期的なシステムです

イーサリアムから、新しい別のトークンが生み出されたり、分散型金融(DeFi)といったシステムも作られています

正直この辺りは、わたしなどにはかなり難しい話なので踏み込みません
あまり専門的な話は、このブログの主旨ではないので、
詳しく知りたい方はより専門的なところで学ばれると良いでしょう

イーサリアムは、ビットコインにはない独自の個性があることで、地位を確立しました

そして今年イーサリアムは、マイニングによるコインの供給を停止し、全世界のコンピュータで消費される電力が99%以上カットされたといっています

さらに、マイニング(PoW)からステーキング(PoS)へと移行する段階で、新規発行量を大幅に削減することになりました
実に90%以上も新規発行量は減ったそうです

発行量が減るという事は、資産のデフレ化が予想されています
新しい開発がたくさんある中で、総発行量が押さえつけられれば当然

需要>供給 となります

環境に優しいとアピールし、デフレ資産化も期待されています
開発も盛んだし、ビットコインとは違う路線で業界2位の地位を確立している点は、投資対象として有望といえるでしょう

ここでも大事なのは、やはり先行者利益です

競合相手がいてこそ技術は進歩していくので、プロジェクトが多数あるのは良い事ですが、
乱立しても最終的に残るものはわずかとなるでしょうから、投資する側としては慎重になるべきです

同様な技術を持つ通貨は後発でたくさん登場していますが、やはり先にシェアを獲得した強みがありますので、
しばらくはナンバー2の位置は盤石なのではないでしょうか

資産形成に組み込んでよいのか

そんなに浮き沈みが激しいものを買って、
資産作りなんてできるの!?

将来的に値上がりし続けるかどうかが、資産運用に活用できるかどうかの条件になりますよね
そして値段が上がり続ける条件は、需要が増えていくかどうかだと思います

わたし自身は、仮想通貨の未来に結構期待しています
調べていくうちに、純粋にすごい!と感じたからです

  • ブロックチェーン、分散型台帳と、考えた人がすごい!
  • 新しい技術なので、まだまだ進化が期待できる
  • こういった分野は若い人の受けが良いだろうから、これから投資をはじめる世代の購買を期待できる
  • ビットコインは発行上限が決まっていて、すでに9割が採掘終了しているので
    需要が高まれば1千万円どころの話じゃなくなると思う
  • 昨年あたりから、大企業が買ったり、国が買ったり、それまでと明らかに風向きが変わってきた
  • ほとんどの人がまだ買ってないんだから、普及してくればまだまだ高騰しそう
  • イーサリアムをプラットフォームとして、新しい開発がたくさん進められているので安心

こんな感じで勝手に期待しています
妄想も入ってるな、とは思いますが、このくらいじゃないと仮想通貨は買えないのかもしれません(^^)

わたしは上記のように、これからも需要は増え続けていく可能性に賭けています
失敗するかもしれませんが、やらない事には成功はないので、チャレンジし続けてみようと思っています

ただし、ビットコインイーサリアムが本命です
分散投資の手段として、この2つは毎月買い増しています

カルダノやポルカドットも少々持っていますが、あくまで軽く積み立てている程度です
以前はリップルも持っていましたが、裁判が長引いて旬が過ぎてしまった感じもするので、今は撤退しています

上位2種のコインは、草コインの持つ宝くじを買う様な魅力はありませんが、わたしがめざしているのはあくまで資産形成です
コツコツと貯めてるうちに、いつか世間に認知されるようになってくれればいいですよね

それに比例して価格も上がってくれれば、とてもうれしいじゃないですか

現物ETFが承認されれば、もっとお金が集まる

ビットコイン上場投資信託(ETF)が買えるようになれば、価格の上昇が期待できるといわれています

ETFは、ある程度信用がないと承認されないものなので機関投資家などの大口が参入しやすくなります
信託保全されるようになるのも大きいですよね

信用できないものに対して、企業は投資しづらいですから

そしてわたしたちに直接関係してくるのは、税制面です
もし日本で買えるようになれば金融商品として扱われるので、申告分離課税の対象になり税率は約20%で固定となります

2021年、アメリカで先物のビットコインETFが承認されました
しかし投資家が本当に待っているのは、現物のETFの方です

先物ETFの場合、維持手数料を取られた上に、さらに満期が来るとロールオーバー(買い替え)の手数料が発生します
それに対して現物ETFにはロールオーバーはないので、コストを低く抑えられるというのです

アメリカに先んじて現物ETFが売買されているカナダでは、上位人気は現物ETFが占めているようです
コスト面で有利なので、やはり現物の方が人気なんですね

カナダやオーストラリアで現物ETFが承認されているわけですから、アメリカもずっと非承認というわけにはいかないでしょう
いずれ承認されるのは間違いないと思いますが、早くその日が来るのを待ちたいと思います

現物ETFが承認されると、証券会社の口座で簡単に売買できるので、資金流入は間違いなく増えるはずです
そしてビットコイン価格が押し上げられるのと同時に時価総額も増えるので、価格の安定化につながります

日本ではまだビットコインETFは購入できませんが、それに似た商品はでています
ですが早く日本でも現物ETFを購入できるようになってほしいですね

まとめです

  • 株式や金など、他の資産に比べるとまだまだ時価総額は低いので、なるべく上位のものを買う方が安全
  • ビットコインは世界初の仮想通貨であり、イーサリアムは初めてスマートコントラクトというプログラム技術を導入し、それぞれ独自に業界をリードしている
  • ビットコインは資産運用の一部として取り入れられてきている
  • イーサリアムをベースにして、さまざまな新しい開発が進められている
  • このように需要が増え続けていけば、価格は上昇し続けることが期待できる
  • 現物ETFが承認されれば、機関投資家も参入するなど、資金流入が増加する
  • わたし自身は、あまり手を広げずビットコイン、イーサリアムに投資し続ける方が良いと考えている

こんなところになりますね

投資信託や金などの定番な投資先に比べると、どうしても価格変動の危うさばかりが目についてしまいます

しかし、わたしなどが軽く調べただけでも、ものすごい技術の塊だなと思えるんです
世界経済にとっては革命的な話なのかも、って思っています

IT分野は進歩が目覚ましいので、10年も経てば違うものが台頭し、世代交代が起きているかもしれません
ですがそんな風に考えていると投資は成り立たないので、少しずつでも購入するようにしています

リスクを取らないと、勝つ権利はもらえませんから

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