Zaifの自動売買おてがるトレードをはじめてみました (2)

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前回、Zaifの新サービス、自動売買おてがるトレードを試してみるというお話をしました
ここまでの話を簡単にまとめると

  • Zaifの新サービス、自動売買おてがるトレードを試してみたいが、
    設定が簡単すぎてよくわからない
  • 通貨、買い%、売り%、購入金額の4つしか設定項目がない
  • 設定したらすぐに稼働開始、直前の価格が基準価格になる
  • 異なる基準価格になるように離れた価格で設定したのだが、時間が経つと基準価格が勝手に変わっていた

このような感じでした

最後の基準価格が勝手に変わっていたのいうのは想定外で、どうしたもんかと少し悩むことになりました

目次

基準価格は、システムによって自動更新されているみたいです

Zaifの公式にこんなことが書いてあります

※1基準価格について
お客様が設定された条件ごとに当社のシステムが基準時間を決定します。
その決定された基準時間の直前のOrderbook tradingでの取引価格を基準価格といたします。基準価格は24時間ごとに更新されます。

引用:Zaifより

24時間ごとに基準価額は更新されるそうです

これは盲点だった

これはやってみないとわかりませんでした
そしてこれは、メリットデメリットがあるなと思いました

メリット
デメリット
  • 相場の変動がゆるやかな時、簡単には約定しない
  • ゆるやかな下落相場の時には、なかなか約定しないことが有利に働く場合がある
  • 相場の変動がゆるやかな時、簡単には約定しない
  • 全く同じ設定を分けて作っても、いずれ基準価格が似通ってしまって、ほぼ同じ設定となり被ってしまう

メリットデメリットに同じこと書いてあるんだけど

メリットにもデメリットにもなりうると思いました

だらだらと下落相場が続くとき、簡単に買ってしまうと塩漬けポジションになりかねません
そこで24時間ごとに基準価格の見直しが行われるのであれば、相場の急落時以外はそう簡単に買いポジションをもたないということになります

ある程度大きな下げが発生した時のみ買うようにできるのが、Zaifのサービスの真骨頂なのかな、と感じます

仮想通貨は1%程度の変動は、しょっちゅう起こっているので、-1%買いなどの設定では気にすることはないのかなと思います

もう少し大きな幅、-3%買い、-5%買いなどで設定した場合、相場が落ち着いているときはすぐには買われません
そのため、ゆるやかに下落基調になっている時は有効な設定だと思います

つまり

-1~-2%買いなどの小幅な設定をしている場合は、どんどん売買してほしいのでゆるやかな相場がデメリットになります
もっと大きな値幅で設定している場合は、下落基調では簡単に拾いたくないという設定なので、小さな変動では約定せず、基準価格が更新されてもっと下の価格で買うようにしてもらえるのがメリットとなります

メリットにもデメリットにもなりうる
面白いシステムを作ったなと思いますね

設定は何種類かに分けた方が良さそうです

小さな値幅にしておけば、たくさん売買してほしいときによく働いてくれます
下げ相場のときには、簡単には約定しないくらいの値幅を設定しておいた方が都合がいいです

そして同じ売買設定だと、いつか同じ設定が重なって、かぶってしまう可能性があります

それならばいくつか設定を用意しておけば、いろいろな場面に対応できるようになりそうです

おためしに5つの設定をつくってみました

どのくらいの値幅設定が理想なのかは、やってみないとさっぱりわからないので、
とりあえずという事にはなりますが、5つ設定してみました

  • -1%で買い、+2%で売り
  • -2%で買い、+2%で売り
  • -3%で買い、+2%で売り
  • -5%で買い、+3%で売り
  • -3%で買い、+5%で売り

結論からいいますと、
今月のFTX破綻騒動で、すべて約定してしまいました

さらに大きく下落して現在、売り注文の設定価格からだいぶ下なので、大げさな言い方をすれば塩漬け状態です

11/6~11/8ですべて約定

11/2に初めて設定をして、そこから数日間は-3%より大きい値幅の買い設定以外はなかなか注文が通らず、
すこしずつ基準価格を下げていってました

そう考えると

急落には耐えられませんが、ゆったりとした下落相場ならば基準価格を自動的に下げつつ、
買いのタイミングを探ってくれるシステムといえるのではないでしょうか

-1%買い、+2%売りって微妙な気がします

いくつか注文を分けて、注文パターンが重ならないようにする
そして多少の下落相場にも、臨機応変に設定変更してくれる組み合わせを作れるといいとお話ししました

Zaifの自動売買には2種類あって、おてがるトレードともう一つ、ランキングトレードというサービスがあります

どう違うんですか?

取引の内容は変わらないんですが、ユーザーの設定が多いものをランキング形式にして、上位5つを紹介するというコーナーです

その中から選ぶと簡単に取引がはじめられますよ、というものみたいですが、
細かく設定できるわけではないので、基本的には自動売買おてがるトレードを選択しておけばいいと思います

例外として、キャンペーンで何かお得なことがあれば、自分と設定がかぶるものを選択して、条件だけ達成しておけばいいんじゃないかなと思います

そのランキングトレードの中で気になったのですが、-1%買い、+2%売りが上位にあるんですよ
BTC、ETHともにです

自動売買の紹介ページでも、-1%買い、+2%売りの紹介をしていたので、
これを見たユーザーがとりあえず設定した結果、上位になったのではないかと考えられます

わたし自身も最初、この設定を取り入れてみたんですが、
考えるうちに、この設定って微妙じゃない?って思うようになりました

というのも、上昇相場ではいいのですが、下落相場の場合簡単に約定してしまって、ただの塩漬け状態になりやすい設定だと思うんです

買いの値幅の倍の値幅で売りに出すのは、まあいいんですが、
基準価格の自動更新という独自のシステムがあるため、売りが成立するたびにどんどん基準価格が上昇していって、下落した時に機能しなくなる気がしました

基準価格が自動変更されるメリットは、ある程度相場の変動に対して臨機応変に動いてくれるという事だと思います
そしてその結果、たくさんのチャンスを掴んでくれる可能性を増やす事です

-1%の買い設定というのは、すぐに約定してしまうんです
なので、ゆるやかな下落相場であっても下値を追いかけながらチャンスを待つという設定ではありません

しかし売るときは+2%の設定です
ということは、簡単に買いが約定して、売るときは+2%の位置まで上昇してしまいます

さらに-1%、+2%を繰り返していくと、単純に考えてですが、どんどん基準価格が上昇していく設定という事になります

今回のFTX騒動のような下落といかなくても、ゆるやかな下落が長期にわたって続いた場合、高い価格で買って塩漬け状態になり、全く機能しない設定として残ってしまうのはもったいない事だと思うんです

基準価格が変動しないシステムならば、-1%買い、+2%売りは成立するシステムだと思います
しかし勝手に基準価格が上昇し続ける可能性が高いというからには、この設定で本当に良いんだろうか?と思いました

せめて-2%買い、+2%売りの、同%設定にするか、
-4%買い、+2%売りのように下落幅の方が大きい設定の方がいいかもしれませんね

ここまでのまとめです

  • 自動売買おてがるトレードは通貨、買い%、売り%、購入金額の4つしか設定項目がない
  • 基準価格は24時間ごとに自動更新される
  • 全く同じ設定だと、自動更新の関係で2つ以上かぶってしまう事があるので、違う設定をいくつか作った方がいい
  • ゆるやかな下落に耐えられる大きめの値幅を用意しておくと、臨機応変に対応できそう
  • -1%買い、+2%売りの設定は基準価格が上昇し続ける可能性があるので、微妙に感じる

こんなところになります

Zaifの自動売買の魅力は、現物取引にあると思います
他のサービスだと、証拠金取引になって金利分の手数料を徴収されます

仮想通貨関係の金利手数料って高いんですよ
ひと月で1%いったりしますので

しかしZaifはその金利手数料がないため、下落相場で積み増してしまったポジションがあっても、
時間が経てば戻るさ、の精神で待つことが可能です

当然この自動売買でも長期間で考えていますので、
塩漬け状態に耐えられないならば、採用しづらいのですが、その点はクリアしています

システム手数料も、金利手数料も取らない
Zaifとしては相当頑張っているサービスだと思いますよ

まだはじめたばかりなので、どの設定が有効かの判断がついていないのが実状です
仮想通貨の変動率を調査して、判断材料にしていきたいと考えています

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